SOLARISでInstancerを使う(2) 編集編
前回PointInstancerを使用して、オブジェクトをばらまくことはできたので
今回はそのばらまいたオブジェクトを編集していこうと思います。
入れ替える¶
前回のままだと、オブジェクトはランダムに配置されている状態で
個別の編集はできません。
そのオブジェクトを、個別に切り替えたい場合は、 editprototypeノードを使用します。
使い方はかんたんで、Instances に、モデルを入れ替えたいInstanceのパスを入れます。
インスタンスのIDは、Instancesの右のこれでを押すことで
インスタンスオブジェクトをビューポートで選択できるようになるので
右クリックでCopy Pathsを押せばPathを取得することができます。
あとはReplaceWithのPrototype Index を切り替えると、指定のオブジェクトに
切り替えることができます。
移動・拡大縮小・回転をしたい¶
個別のInstanceの位置を調整したい場合は、 modifypointinstancesノードを使用します。
このノードも edit prototypes と同様に、Point Instances で編集したいInstance
を選択します。
あとは、普通のオブジェクトと同様に移動などができるようになります。
なお、Pivotは原点になるようなので、回転や拡大縮小が謎なことになります。
なので一工夫が必要そうです。
Primとして切り出す¶
Instanceではなく、通常のPrimとしてPointInstancerのオブジェクトを使いたい場合は
extractinstancesノードを使用します。
Instancesで切り出したいInstanceを選択することで、 Primitive Path に
オブジェクトを切り出すことができます。
結果、こんな感じになります。
Extractinstancesを使うと、実体のPrimになるので、
後は普通に色々変更を事ができます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y3QEK6fV8W4&t=15577s
少し前に公開されていたHoudiniHive SOLARIS では、
配置されているInstanceをこのノードで切り出して、
Pruneで自分以外のノードを消して、SOPModifyにわたすことで、
破壊やSIMをつけて、SOLARISに戻す...といったことを実現していました。
Instanceで大量にばらまきつつ
Extract Instances でオブジェクトの種類を調整して
Modify Point Instances で、個別に位置調整をして
SOPでこねくり回したい部分は Extract Instances と Prune、SOPModifyのコンボで
SOP側で編集してSOLARISに戻してレンダリング...
LOPでのレイアウトとSOPでの作り込み そんな役割分担で
大規模なシーンの構築などができるようになりそうです。
SOPでのPoints配置諸々も色々やりかたや方針を教えてもらったので
ぼちぼち触っていきたいです。
Instanceingメニュー内のノードの使い方がようやく理解できて満足!